<3>:「Poderosa」でSSH接続して、シンボリックリンクを作成する
※1つのMTで、複数のブログを、複数の独自ドメイン(ec.tsuu.infoとblog.tsuu.infoなどのサブドメインでも複数なら同
様)で運営する場合に、スタイルシートが適用されない、トラックバックURLが独自ドメインではなくサーバのドメインになるなどのトラブルを解決するため
の手順の<3>です。
※MT=Movable Type (ムーバブル・タイプ)
※わたしは独自ドメイン取得は、安くて、多機能なValueDomainとムームードメイン
と「
お名前.com」を、キャンペーンを見ながら、その時々一番お得なところを使っています。
サーバにSSH接続するには、接続用のソフトが必要です。
わたしはWindows用のターミナルエミュレータ 「Poderosa」を使いました
1)「Poderosa」を起動して接続設定へ
「Poderosa」を起動して、「ファイル」の「新規Telnet/SSH接続」をクリックします。
2)接続設定を行う
「新規接続」ウインドウで、必要事項を入力や選択してから、「OK」をクリックします。
XREAおよびCORE SERVERの場合は、ホスト、アカウント、パスフレーズには、FTPのホスト、アカウント、パスワードを入力します。「プロトコル」は「SSH2」を、「認証方法」はパスワード」を選択してください。「プロトコル」は「SSH1」でも接続可能ですが、「SSH2」のほうがより安全です。
さくらサーバ
の場合は、初期ドメイン(サーバ登録完了時に付与されている基本ドメイン名)、アカウントにはアカウント名、パスワードにはサーバパスワードを入力します。「プロトコル」は「SSH2」を、「認証方法」はパスワード」を選択してください。
3)SSH接続画面へ
無事、接続に成功すると、画面のようにカーソルが点滅した、コマンドを受け付ける画面になります。
4)シンボリックリンクを作成する
下記のように、シンボリックリンクを作成するコマンドを入力して、最後にリターンキーを押します。
エラーメッセージが出なければ、成功です。
ln -s リンク先の絶対パス(サーバパス) リンク元の絶対パス(サーバパス)
●ln -s シンボリックリンク作成を命令するコマンドです(穿頭の文字は、I(アイ)ではなくL(エル)の小文字です。「ln」と「-s」の間や、パスと間は半角空けてください。)
●リンク先のパス=MTがインストールしてあるディレクトリのパス
●リンク元のパス=独自ドメイン用ディレクトリのパス
【CORE SERVERおよびXREAの場合】
ln -s /virtual/example/public_html/mt /virtual/example/public_html/www.dokuji.jp/mt
※CORESERVERは安価で、マルチドメイン対応のサーバです。
【さくらのレンタルサーバ
の場合】
/home/example/www/mt /home/example/www/dokuji/mt
※さくらのレンタルサーバ
は電話でサポートが受けられる安心サーバです。
※「example」は例です。実際の自分が使いたいドメイン名に置き換えてください。
※上記はサーバの自分のサーバのホームディレクトリにMTをインストールした場合ですので、それ以外の場所にインストールした場合は、適切に書き換えてください。
※独自ドメインの下のサブディレクトリ、たとえば「http://www.dokuji.jp/example/」にブログを作成する場合も、シンボリックリンクは、サブディレクトリ(/virtual/example/public_html/www.dokuji.jp/example/mt)ではなく、独自ドメイン用ディレクトリ(/virtual/example/public_html/www.dokuji.jp/mt)のパスを指定します。
5)ログアウトする
無事、シンボリックリンクの作成が完了したら、「exit」と入力して、接続を終了します。
6)独自ドメインでMTログイン画面が表示されるか確認する
シンボリックリンクを作成したら、その独自ドメインでMovable Type(MT)のログイン画面が表示されるかどうかを確認します。
たとえば「www.dokuji.jp」という独自ドメインで、サーバのホームディレクトリにMovable Typeをインストールしている場合であれば、「http://www.dokuji.jp/mt/mt.cgi」でMovable Typeのログイン画面が表示されるようになります。
※これは単にシンボリックリンク作成が成功しているかどうかを確認するための操作であり、特に独自ドメインからログインする必要はありません。