これまでにMovable Typeの本を何冊買ったか、わからない。
TypePadやココログからMovable Typeに移行しようと、Movable Typeを初めてサーバにアップしたのはまたMovable Type3の時代。
だが、HTML手書きで作っていたシンプルなサイトでやっていたていどのことさえできない。Movable Typeのデフォルトのテンプレートを少しいじろうとしても、まるで歯が立たない。いつまで経っても、トップページに最新記事が並ぶブログスタイルから抜け出せない。
さりとて、HTMLを手書きしていた頃にはもう戻れない。
結局、昨年知人に少し古いバージョンのMovable Typeで作成したテンプレートを見せてもらい、それを手本にようやく自分がやりたかった形を作れるようになりかかっている。
ただし、わたしはMovable Type5を使っているので、参考にしているテンプレートとのバージョンのちがいなどもあり。まだ全部は思い通りにできていない。
トップページと個別記事のテンプレートは作成したのに、カテゴリ一覧やカテゴリアーカイブはデフォルトのテンプレートのままゆえ、デザインが崩れて表示されていたり、問い合わせページなどができていなかったり…。
かなり情けない状態。
Movable Type5の本も2冊購入、首っ引きでやっているが、まだまだわからないことだらけ。
今日も今日とて、ページ分割について調べていたら、ぶち当たったのが
「Movable Type 5 Webサイト制作ガイド Volume 1」
「Movable Typeと言えばこの人!」のひとり、藤本壱さんが販売しているPDF本です。
サイトにサンプルがあります。このサンプルを見たところ、これがわかりやすい。
「この節で行うこと」として最初に目的地を具体例で見せてくれるので、その節で何ができるのか、よくわかります。
たくさんの本を出してきた藤本さんが、なぜ既成の出版社などからの出版ではなく、PDF本を自ら販売することにしたのか…それをわたしは勝手に察しました。
わたしはこれまでに三十数冊の本を書き、十数年の間、年に2~3冊の本を書いてきたのに、数年、本を書いていません。
出版不況も行くところまで行った感があるからです。
紙に刷って書店に並べる…この流通に載せて、利益を出すには、最低一万冊売れなければなりません。
しかし一万冊売れる本となると、かなりターゲットを広くしなければならず、求める人は強く求めている濃い内容の本はもう作れません。
MTの本を山のように買ってきたわたしは、どの本も前半はインストールや記事作成など同じことばかり書いてあるのに、うんざりしてきました。
そこを飛ばした中級者のためのカスタマイズ本を欲しいと思いましたが、それが一万冊売れるか?と言われれば、難しいと言わざるを得ません。
「Movable Type 5 Webサイト制作ガイド Volume 1」も話はインストールから始まっていますが、ただのインストールではなく、ローカル環境へのインストールなど、特殊な話が満載で読み応えありそう。
四百数十ページのボリュームと、濃い内容で、わたしが持っているMovable Type本の中で決して高くない価格です。
