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ブロガーサミット2013…たくさんの違和感と共に

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先日開催されたブロガーサミットに参加しました。
そこで語られた話とかは、その都度、Twitterでつぶやいたので、そっちはTwitter任せ。
う、Twitterではわたしの発現の中のブロガーサミットに関する発言だけ拾うってできないかあ…。ではブロガーサミットに関するつぶやきはこちら。わたしの発言も単独より、他の人のつぶやきとセットのほうがわかりやすそうだし。

「ブロガー」という言葉に感じる者はひとそれぞれちがいます。ですからTwitterのつぶやきや休憩時間の友との会話には、今回の人選、今回のテーマ、今回振られた話題への不満、違和感があふれていました。

イベント名「ブロガーサミット」から、そこにつけられたキャッチフレーズ「さあ、自分を発信しよう」、登壇者の人選、そこで振られた話…それぞれの点に違和感を感じる人たちがいました。もちろん、わたしも違和感を感じた点がありました。

「ブロガーサミット」???

20代ってほとんどいないんじゃないかな。ブロガーって言葉で集まるのに違和感しか感じられない気がするのは世代の違いなのだろうか

なるほど確かに…
モバイル端末を持っている人サミットなんて、多分開催されない。

「モバイル端末はただのツールだから」
いや、ブログだって、ただのツールでしょう。
ブログを書いても非公開にしておくことは可能で、実際に非公開で備忘録や他人に内緒の日記ツールとして使っていたり、閲覧者制限して、家族や友人との連絡ツールとして使う人たちも意外にいる。

「そんな人は、ツールとしてブログ使ってはいても、ブロガーではないでしょ」
いやいや、ブロガーサミット主催者の徳力さんがブログで書いています。

ブロガーサミットで私が表現したいのは、「ブロガー」は特殊な存在ではなく、車を運転する「ドライバー」と同じで、選択してるかしてないかの違いでしかないということ。

「ドライバー」にもF1ドライバーもいれば、サンデードライバーも、さらに言えばペーパードライバーまでいますものね。

「ブロガー」という言葉の元に集まることに意義があるのか?についても、実は徳力さん自身がブログ「なんで私はむやみやたらと無茶なイベントの企画ばかりしてしまうのか #ブロガーサミット」に書いています。

 「集まって何になるのか、よく分からない」

 いや、深い指摘ですよね。
 正直、ブロガーサミットを企画している私自身が、今回のブロガーサミットを企画すること自体にどういう意義があるのか正直分かっていません。

「集まる」ことの意義を追及するなら、懇親会にたっぷり時間を割くってこともありだったかもしれません。

「さあ、自分を発信しよう」???

「ブロガーサミット2013」につけられたショルダーコピー、キャッチフレーズというほうがわかりやすいでしょうか…
「さあ、自分を発信しよう」

「発信?」
発信と言うのは誰かに向かって送り出すイメージがあります。
しかし備忘録や、公開しているだけの日記というのもあります。

■備忘録としてのブログ。
このブログの記事も多くは備忘録。自分が技術的なことで悩み、どう解決したかを書いておき、年月が経ってからまた同じ作業をするときに「前回、これ、どうやったっけ?」を知るためのメモ。
それを公開する理由は同じことに悩む人のため…っていうとかっこいいですが、実は読んだ人が「もっといい方法があるよ」と教えてくれたりすることにひそかな期待を抱いていたりします。

■日記
人間は話すことで癒されます。
話したいことを引き出す聴き方をすることによって、相手の頭の中を整理したり、心を癒す「傾聴」というコミュニケーションスキルは精神科の看護などで重要なスキルとされているくらいです。

ブログの中には話したい…でも身近な人に話して、相手に負担をかけたくない…などの重いで書かれたものがあります。
藍玉さんがブロガーサミットに出て思ったことを書いたブログ記事「ブログを書き続けることについて考えたら、ブログを楽しむ自分に気づかされた #ブロガーサミット」で触れられている「亡くなった父の闘病中のことを書き綴ったブログ」などはまさにこれ。

これらのブログは、誰かに伝えたい「発信」ではなく、「公開している日記」です。

そして「自分を」にも違和感がありました。
自分のことを伝えるのではなく、淡々とニュースについて伝えていたりするブロガーもいます。
「いや、淡々と…と思っていても、自分が出るもの」

コグレさんが語っていたように、ブログを続けている内に、熱が入るテーマがあることを他人から指摘されて、「あ、自分はこれが好きだったんだ」と気づかされたりすることって、確かにあります。
いつのまにか、にじみ出てくる自分って確かにあります。

まあね。でも自分がにじみ出ているのはまだしも、「自分を発信」まで言われちゃうと…。
「ブロガーサミット」という言葉を検索したときに出会ったのが「税務会計系ブロガーサミット」。そうなんですよねえ、税理士とか会計士とか、士業の人たちって結局自分を売りこむ必要があるので、ブログの始まりの頃にはブログは彼らの最強の営業ツールとして注目されていましたねえ。

確かにあの頃のブログといえば「自分を発信」だったけど…。

それはそれでありだけど、それだけじゃないよね、ブログって。

今回のパネルディスカッションに登場した一人、粟飯原さん…徳力さんがもっと市井のブロガーにもスポットを当てようと、ふつうの主婦が多い「レシピブログ」サービス提供者の粟飯原さんを呼んだそうです…が、サービス参加者がレシピブログを始める動機としてよくあげるのが
「こどもにレシピを残したくて…」
そうなんですよ、自分を語るんじゃなくて、自分の味を身近な人に伝えるために…そんなブログあります。

ビデオブロガーの人選

「ビデオブロガーの今」として、ブロガーが4名舞台に上ったのですが…いや、全員有名ですよ。でもね、偏ってません?
全員が自ら顔を出して、自らの表情と声で語るビデオブロガー。
「顔出ししている人でないと舞台に上がれなかったのでは?」

いやいや、わたしも自分の顔写真をさらす著者登録していて、別に顔出しNGではありません。でも動画ではまず顔出ししません。顔を出さないというよりも、自分で語って説明する主観的な動画ではなく、客観的な動画を作っているからです。

そう今回はビデオブロガーの圧倒的多数派である自分で語らない動画を作っているビデオブロガーが一名もいなかったというのはちょっと…。

いろとりどりのブロガー

ブロガーサミットに感じた違和感を書いてきましたが…でも、これだけ集まったからこそ、違和感がツイッターに、SNSにあふれたのです。
徳力さんのブロガーサミット後のブログ記事には

このイベントの位置づけは、様々なカテゴリーのブロガーの人にとにかく集まってもらう

100人規模を決めたときに決めたことだそうです。それを目指す気持ちはちょっと伝わってきました。伝わってきたからこそ「いや、もっとほかの人がいただろう」という違和感も出たので…

みんなが改めてブログについて、ブロガーであることについて考える機会を与えてくれて、ありがとう!

そして、超忙しい社長にして、こどもが生まれてまもないお父さんなのに、当日ボランティアしてくれていた脇村さんをはじめとする、多くのボランティアのみなさ、ありがとう!

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