30分の充電で約7時間駆動!? Dynabook Vシリーズの衝撃
本日2016年12月1日の東芝dynabook 新製品発表会 での、12.5型液晶搭載2in1コンバーチブルPC「dynabook V」シリーズの発表で、一番衝撃的だったのは
「30分の充電で約7時間駆動」。
出張先で、クライアントの担当者さんは、いつも電源を求めてさまよっていました。昼食を取る店も、電源が取れるかどうか、テーブルにパソコンを広げられるかどうかで決め、帰りも、電源が取れる店を見つけた瞬間、「じゃ、ここで」と別れていました。
わたし自身、仕事がピークの時は、乗る新幹線を電源のある窓側が取れるかどうかで決めていました。帰宅時刻を遅らせても、電源を確保していました。
ですから、電源のあるカフェに30分寄り道すれば、新幹線の窓側席が取れなくても、電源が持つというのは画期的です。
そしてフル充電すれば、バッテリー駆動は約17時間。
しかもCPUはインテル第7世代、つまり最新のCPU。
それでいながら、厚みはわずか15.4mm。幅は約299.0mmと30cmを切り、奥行は219.0mm。
重さは約1099gとほぼ1kgにまで抑えています。
電源求めてさまよう出張パースンにとって、このパソコンは最強です。
この厚み、このサイズで、メインPCとして使える第7世代CPU
10月初めからノートパソコンの買い替えを検討して、つい2週間前にNECの11.6型2in1「LAVIE Direct HZ(D)」を注文、先週届いたばかりです。
正直、「Dynabook Vシリーズ」の発表を見て、「後半月待てばよかった……」と悔やんでいるところです。
購入にあたり、比較検討したのは、NECの「LAVIE Hybrid ZERO」シリーズの13.3型のPCおよび2in1と、パナソニックのレッツノートの10.1型「RZ」シリーズです。
どちらも800gを切る軽さが魅力でしたが、CPUがNECは第6世代、レッツノートにはcorei5-7y54がありますが、これはノートパソコン用第7世代で、Dynabook Vシリーズで採用された第7世代CPUよりも性能的には落ちます。
実際お店で聞いても
「ネットを見るのと、Officeを使う程度ならNECの第6世代CPUでも充分」
「画像処理などまで行いたいなら、最低でもレッツノートのcorei5-7y54」
と言われました。
出張時は軽さ優先であるものの、サイト作成などの作業が詰まっているときは出張先やコワーキングスペースで画像処理など重い作業をすることもあるわたしは悩みに悩みました。
結果、連れ合いから
「兼用させようとするから無理」
と言われ、
「画像処理をすることはたまだから、NECの第6世代CPUでいい。どうしても不足の場合は安いけど、重い、CPUが高いノートパソコンを追加して買おう」
とNEC LAVIE HZ(D)を購入しました。
でも、このDynabook ZVシリーズを知っていたら、メインパソコンとしても使えるこっちを買っていたなあ……。
Web会議にも使える音声品質
わたしは本業コピーライターで、今年、Web会議のコンテンツなども書いていました。
最近のWeb会議システムは低価格で導入、利用できるようになったことから、中小企業などにも普及、会議、商談、面談、トレーニングなど、さまざまなシーンで使われ、スマホなどでの参加も可能になりました。
しかし、とはいえ、音声品質は大事。一対一での打合せなら、さして問題になりませんが、一対多や多対多での会議となると、音声がクリアでないと、会議が滞ります。
わたし自身、長年、Web会議で打合せする仕事があり、何十回も会議していますが、しばしば聞き返すシーンが少なくありません。
今回、「Dynabook Vシリーズ」は音声品質にこだわり、トップオーディオブランド、harman/kardonと共同開発して、低音域から高音域まで原音再生を追求したバスレフ型ステレオスピーカーを作り出しました。
これまでのパソコンとDynabook Vシリーズで同じ曲を聞かせていただきましたが、ふだん音楽を聞かないわたしでさえ、一瞬でわかるほどの差がありました。
打ちやすさを追求したキーボード
モバイルパソコンでしばしば悩むのが、キーボードの使いにくさです。
実際、わたしが今回パソコンを買い替えたのも、安さ第一優先で購入した「MOUSE PC」の「WN892」のキーボードの打ちづらさに値を上げたからです。
取材先で相手の話を聞きながら打つときなど、画面を見ずに打ちますが、誤タッチが多いので、後で何を書いたか、よくわからなくなる始末。
「Dynabook Vシリーズ」は、12.5型ながらフルサイズキーボード。
さらに構造をしっかりとさせることで、打った感覚がノートパソコンっぽくないしっかり加減。
キートップには視認性の高い印字がされていますし、写真でわかるように0.2mmのへこみがあるため、指が滑りづらく、しっかりと打てます。
暗めの場所でも操作しやすいようにと輝度3段階のバックライトを備えているので、夜の飛行機など、ライトを落とされても、自分用の灯りだけで充分操作できそうです。
壊れにくい設計、丈夫さなのに、低価格
わたしがNECのLAVIEと、パナソニックのレッツノートに最後まで迷ったのは、レッツノートの丈夫さの魅力です。前回買ったLAVIEのZは新幹線内でテーブルから膝に落とし、それからジワジワと挙動がおかしくなって、修理見積もりのためにお金まで払ったものの、新品を買うのと変わらぬ修理費に涙を流しました。
それだけに高くても、丈夫なレッツノートに惹かれました。
最終的に店頭でレッツノートを買うと22万円代、ネットで今期も出るとほぼ変わらぬ春夏モデルのLAVIEをクーポンを使って買えば16万円代、約6万円という大きな差額に負けて、LAVIE HZ(D)を購入しました。
dynabook Vシリーズは随所に堅牢さのための工夫がほどこされ、壊れにくさを感じさせます。
たとえばノートパソコンでしばしば問題になるのが熱の問題。そのためにdynabook Vシリーズでは通常CPUの熱を逃す排気孔だけなのに、CPU周辺の過熱した空気を排気孔へと押し流す吸気孔も作りました。
使われている部品が、実際に触らせてもらいましたが、どれも剛性にすぐれ、薄く軽いのに丈夫であることを実感しました。
衝撃のスペックが、衝撃の価格
昨日の発表会でも
「魅力的なパソコン。まさに東芝が全力を注ぎ、すべてを実現したパソコン。問題は価格だけ……」
という声を聞きました。
発売日は12月7日なので、価格は公式にはわかりません。
しかし、東芝ダイレクトの会員のわたしのところには昨日、モニター販売の案内が届き、そこから推測できる価格は……衝撃でした。
CPUがi5のものなら、わたしが買ったLAVIEと変わらず、i7のものでも、レッツノートよりたぶん安くなる……。
ああ、ノートパソコンの購入を半月早まった。
モニター販売は使用アンケート回答を求められます。
購入後アンケート回答時点で、お客様登録サイト「Room1048(ルームトウシバ)」に会員登録が必要です。
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