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8m超えの絵が圧巻。国立新美術館でのミュシャ展

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国立新美術館で開催中のミュシャ展に行ってきました。

ミュシャといえば、アール・ヌーヴォーを代表するアーティストとして知られていますが、今回のミュシャ展の中心は、彼が祖国チェコスロバキアに帰ってから手掛けた、少し作風の異なる絵画を中心とした展覧会です。

チケットの買い方、販売されているグッズ、混雑状況なども調べてきました。

国立新美術館での「ミュシャ展」会期・会場

会期:2017年3月8日(水)-6月5日(月)

開場:国立新美術館 企画展示室2E
(GoogleMaps)東京都港区六本木7-22-2
▲Google Mapが開きます。

ミュシャとは

ミュシャとは、1860年7月24日、チェコスロバキアで生まれた画家にして、アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナーです。

パリで苦しい生活をしていた1895年、当時人気絶頂だった女優サラ・ベルナールのために作成した、舞台のポスターで一気に人気に火がつき、パリで開催された万国博覧会などでも活躍しました。

1910年、祖国に帰り、無料で切手や紙幣をデザインするなど祖国のために尽くします。しかし、チェコスロバキアに侵攻してきたナチスドイツに拘束され、肺炎をこじらせて、解放されて4カ月後の1939年7月14日、79歳の誕生日の10日前に亡くなります。

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ミュシャ展の目玉「スラブ叙事詩」とは

今回の展覧会の見どころは、ミュシャが晩年、16年の歳月をかけて描いた20点のシリーズ絵画「スラブ叙事詩」です。
小さな絵でも2m以上あり、最大6m10cm x 8m10 cmという巨大な絵が何点もあります。

「スラブ叙事詩」は、1928年に常時展示する専用のスペースを条件に、プラハ市に寄贈されましたが、その約束は長い間果たされず、1960年代になって、ようやくモラヴィアのクルムロフ城に全20点が展示されましたが、公開は夏期のみの期間限定でした。

プラハ国立美術館ヴェレトゥルジュニー宮殿で全作品が公開されるようになったのは、つい数年前の2012年5月です。

長年幻の傑作だった「スラブ叙事詩」が、海外ではもちろん初めて、日本で公開される貴重な機会です。

なお、日本には世界最大級のミュシャのコレクションを誇る堺 アルフォンス・ミュシャ館があり、それゆえに「スラブ叙事詩」展示は、特別に実現したと考えられます。

ミュシャの息子とも親しくしていて、ミュシャの貴重な絵が発見され、オークションにかけられたときには頼まれて落札するなどしていた、ミュシャ・コレクター土居 君雄氏(「カメラのドイ」の創業者)氏のコレクションが、彼の死後、遺族から堺市に贈られて作られた美術館です。
今回の「ミュシャ展」も堺市協力の下、開催されています。

なお、ここまで「チェコスロバキア」と書いてきましたが、昔の呼称で、1993年以降は、連邦を解消、現在はチェコ共和国とスロバキア共和国に分かれていて、「スラブ叙事詩」はチェコにあります。

わたしはミュシャファンで、まだチェコスロバキアだった時代に、プラハにミュシャの作品を見に行きましたが、もちろん当時はスラブ叙事詩の存在すら知りませんでした。

「スラブ叙事詩」は戦争を描いたものも多く、シリアスで暗めで、華やかで美しいアール・ヌーヴォー時代のポスターなどとは、かなり趣を異にする作品です。

今回はパリ時代の華やかな作品は十数点だけに過ぎません。

しかし、細かな登場人物まで、当時住んでいた村の村人に衣装を身につけさせ、ポーズをとらせて描いた巨大絵画「スラブ叙事詩」は圧巻です。

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混み具合はまださほどでは……

わたしが行ったのは、2017年3月16日、夜、NHKテレビで「華麗なるミュシャ 祖国への旅路 パリ・プラハ 二都物語」が放送されると知って、「明日からは混む」と思い、急ぎ、行きました。

チケット売り場には行列がありましたが、展覧会の会場入り口には列はなく、すぐに入ることができました。なお、隣で開催されている「草間彌生 わが永遠の魂」は入り口に数十人の行列がありました。

会場も人はいますが、間近で見たり、少し離れて全体を見たり、自由にできる状態でした。

こちらの展覧会の混雑状況をビッグデータから解析するサイトの「ミュシャ展」のページ見ると、三連休の日曜日でも、そこまでまだ混んでないようです。

▼ ▼ ▼
あの展覧会混んでる?

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チケットは事前に

当日券:一般:1,600円/大学生:1,200円/高校生:800円/中学生以下無料

前売り券は終わっており、現在は当日券のみです。
ただ当日チケット売り場で買おうとすると、隣で開催されている「草間彌生 わが永遠の魂」がチケットは同じ窓口のため、行列に並ばなければなりません。

チケットは、事前に、国立新美術館の公式サイトで購入しておきましょう。販売されているのは、当日券ですが、当日券と言っても購入日にしか使えないわけではなく、購入後、会期中、好きな日に1回利用できます。

支払方法はクレジットカードのみです。
利用できるクレジットカードはVISA / MASTER CARD / JCB。

購入したら、家でプリントした紙か、またはスマホの画面を入り口で見せると、QRコードを読み込んで、ミュシャの絵が入ったチケットの半券を渡してくれます。

▼ ▼ ▼
展覧会ホームページオンラインチケット

双眼鏡は必須

わたしは手ぶらで行き、後悔しました。

展示された絵には1mくらいまで近づけますが、「スラブ叙事詩」は巨大で、なおかつコントラストの低い絵なので、目の高さまでは見られても、上のほうに描かれた部分を見るには双眼鏡、あるいは単眼鏡が必要です。

美術鑑賞用の双眼鏡は、通常、最短合焦距離、つまりピントが合う一番近い距離が50cm~2mくらいのものを選びます。美術鑑賞の場合、近くで細部を見るために使います。最短合焦距離が長いものだと、離れて見なければならなくなってしまいます。
ただ今回は通常の美術鑑賞と異なり、巨大な絵を見るので、最短合焦距離が5mといったバードウォッチング用の双眼鏡でも使えると思います。

倍率は通常の美術鑑賞なら5m以内でしょうから4倍で足りますが、今回は絵が大きいので、6倍以上のものがほしいところです。

今回のような巨大な絵にも、ふだんの美術鑑賞で至近距離で細かいところを見るのにも使えるおすすめ単眼鏡はこちら

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音声ガイド、図録

音声ガイドは用意されています。520円(税込)。
なお、絵の説明文で音声ガイドにない内容もあるので、音声ガイドを使っても、絵の説明文も読んでおきたいところです。

図録は252ページ、図版244点    (うちカラー152点)、A4サイズと、充実した内容で、2,400円(税込)。ただ重いので、ネットで購入がおすすめです。

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充実のグッズ

出口を出たところにあるショップで、図録をはじめとするグッズが売られています。

公式サイトに書かれているよりも多くのものがあり、iPhoneケースもあってほしかったのですが、iPhone6用しかなく、合わないので断念。

クリアファイルやチケットファイル、ブックマーカー、さらにポストカードは種類が豊富にありました。

でもネットでも探したらたくさんありますね。

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