OSって何?Windowsは新しいほどいいの?
2021年10月5日に、Microsoftから新たなOS「Windows 11」が発売されました。
いま、続々とWindows11搭載のパソコンが販売されています。
Windows10は2015年7月末にリリースされたので、この間、6年以上という、久しぶりの新OSです。
「でも、そもそもOSって何?」
「新しいほどいいの?」
そこで、この機会に、そもそもOSとは何か、OSはなるべく新しいほうがいいのか、ざっくりと解説します。
概念的な話は飛ばして、もっぱら実用的な話をしますね。
パソコンは3層構造。OSはその1層。
よく「パソコンができる」とざっくりとした言い方をしますが、詳しく言うと、「Windows(というOSが動く)パソコンで、ワープロソフト(というアプリ)を使って書類などを作れる」だったり、「Mac(というOSが動く)パソコンで、Illustrator(というアプリ)で画像を描いたり、加工したりできる」だったりします。
パソコンで文書や画像を作成するには、アプリだけあればよさそうなのに
「なぜ、OSが要るの?」
「OSは何をしているの?」
おおざっぱに言うと、OSはパソコンというマシンとアプリの間の通訳みたいな存在です。
実はこれ、パソコンだけでなく、スマホやタブレットも同様で、スマホのOSはiPhoneがiOS、アンドロイドスマホはAndroid OSが必要です。
パソコンを使うときは、
1)パソコン
2)OS(オペレーティングシステム)
3)ワープロソフトや画像ソフト、メールソフトなどのアプリ
この3層構造で動かしています。
OSは新しいほどいいの?
パソコン本体ごと買い替えなら、新しさが快適さに
これから新しいOSを搭載したパソコンを購入して、利用するのはMicrosoft Officeなど、新しいOSに対応したアプリばかりなら、基本的には「新しいほど快適」と言えます。
ただし、操作などが変わることがあり、新しいOSに慣れるための手間はかかります。
新しいOSが快適さをもたらさないケースとは?
OSが新しいほど、速度が速くなるなど快適に使えるイメージがあります。しかし、そうとは限りません。
パソコンを快適に使うために一番大事なことは、3層構造の3層が合っていることです。
たとえば
「最新のOS搭載の最新のパソコンを買ったら、いつも使っているアプリが新しいOSに未対応で、アプリが使えなかった」
というのはありがちな話です。
「最新のOSにバージョンアップしたら、パソコンの動きが遅くなった」
これもよくある話。
最新OSは機能が高い代わりに、パソコンのスペックの高さを求めるため、スペックの低いパソコンではうまく動かないことがあります。
アプリと
OSと、パソコンやアプリの相性の見極め方
3層の相性はどうやって見極めればいいのでしょうか。
アプリはOS対応をチェック
まずアプリは「Windows11対応」などそのOS対応がうたわれていたら、問題ありません。
逆に言えば、そのアプリのメーカーが新しいOSへの対応を発表していなければ、OSを新バージョンに更新しないでください。アプリが使えなくなります。
パソコンに搭載されたOSが最適
パソコンに元々搭載されていたOSが、そのパソコンに最適なOSです。
ただし、新しいOSの発表直前に出た機能の高いパソコンは、搭載OSが旧OSであっても、新OSに適したスペックになっているものが多いです。
手持ちパソコンのOSを最新OSに変えるべきか?
微妙なのが、最新OSから一年以内くらいに発売された高機能なパソコンです。
OSの「システム要件」を確認すればいいのですが、CPUが「〇以上」となっていた場合など、自分のパソコンが〇以上なのか、〇以下なのか、知識がないとわかりません。
Windows11の場合は、「PC正常性チェック」ツールが用意されていて、その利用でチェックが可能です。
ただ「使いたいアプリが新OSでしか使えない」などでなければ、パソコンのOSをあえて新しくしなくてもいいし、そのほうが安全な場合が多いです。
そしてOSを新しくしたくなったら、パソコン自体を買い替える……が、わたしのおすすめです。
« メーカー直販サイトは価格が高い!?カスタマイズが難しい!? | トップページ | 出張にワーケーションに最適な超軽量ノートパソコン《FMV Zero》【女子パソレビュー】 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント