独自ドメインの利用方法
独自ドメインを持つといいと言われますが、実際、それはどう利用すればいいのか、利用の方法がわからないと宝の持ち腐れ。
というわけで、独自ドメイン取得から利用までの流れをメモ!
1)独自ドメイン取得
ドメイン取得、管理会社で、ドメインを取得します。
しばしばドメイン取得とレンタルサーバ、あるいはドメイン取得とインターネット接続プロバイダをひとつのものと考えがちです。
勘違いの原因はレンタルサーバ会社がドメイン取得・管理をセットで販売していたり、プロバイダがドメイン取得・管理をサーバのレンタルサービスやプロバイダサービスと一体でしか売っていなかったりするためで、実は別々のサービスであり、ドメイン取得は、サーバを借りている会社と別の会社で、単独で行えます。
確かにレンタルサーバのドメイン設定のヘルプなども、自社でドメインを取得した場合を前提に書いていることが多いため、別の会社にすると多少手間がかかりますが、最初の設定、1回だけのことです。
レンタルサーバとは別の会社でドメイン取得したほうがしばしば安上がりで済みます。
わたしが利用しているのは⇒バリュードメイン と お名前.com
2)DNSサーバに、利用ネームサーバを設定
ブラウザにURLを入力すると、そのページが開きますが、実はその際、「ドメインネームサーバ(DNSサーバ)」というコンピュータのシステムが、そのURLを受け取って、ネットのシステムが理解できる「IPアドレス」と呼ばれる4つの数字の列に翻訳(変換)する作業が不可欠です。その作業が行われないと、インターネット網は入力されたURLのページを見つけられません。
独自ドメインを取得したら、そのドメインはどのDNSサーバで使うか決めて、ドメイン管理サービス側で、利用するDNSサーバを指定してやる必要があります。
通常はレンタルサーバが提供するDNSサーバ機能を利用しますが、ドメイン取得・管理サービス会社が高機能なDNSサーバ機能を提供している場合もあります。
ひとつのドメインをひとつのレンタルサーバだけで使う場合は、レンタルサーバのDNSサーバを使えばいいのですが、ひとつのドメインを複数のレンタルサーバやココログのようなブログサービスで使いたい場合は、ドメイン取得・管理サービス会社のDNSサーバ機能の「ドメインマッピング」機能を使います。
最近でこそ、「ドメインマッピング」機能を提供するドメイン取得・管理サービス会社は増えましたが、数年前までは、、「ドメインマッピング」機能を提供しているドメイン取得・管理サービス会社はバリュードメインだけでした。ここでたとえば、かつての「さくらサーバ 」の場合、他社で取得したドメインの設定は (非推奨)と書いてあるのでびびりがちでしたが、現在は「非推奨」の文字もなくなり、他社で取得・管理中のドメインを使うのも、ふつうになってきたことがわかります。
3)DNSサーバにWebサーバを設定
「そのドメインの呼び出しを受けた場合は、このWebサーバに送り込んでね!」と、WebサーバのIPアドレスを、DNSサーバに教えてやる必要があります。
レンタルサーバ(Webサーバ)とDNSサーバが同じだと、この設定は簡単です。
4)レンタルサーバ側にドメイン設定
最後に、レンタルサーバ側に「レンタルサーバで提供されているスペース(Webサーバ)で、このドメインを使うよ」と設定しておく必要があります。
ただし、前の設定から2~4時間待つ必要があります。
ここでたとえば、かつての「さくらサーバ 」の場合、他社で取得したドメインの設定は (非推奨)と書いてあるのでびびりがちでしたが、現在は「非推奨」の文字もなくなり、他社で取得・管理中のドメインを使うのも、ふつうになってきたことがわかります。